理事長 森田 弘道


 2007年5月30日は、新装成った「あいせんこどもの城」の竣工式が行われました。内外、遠近から多数の方々がご光臨下さり、共に祝ってくださいましたことは感謝のほかありません。今まで愛の泉では、記念式典や竣工式典など数限りなく行って参りましたが、私にとってこれ程印象深く喜びに満ちたものはありませんでした。  それは児童養護施設・愛泉寮と愛泉乳児園合築の第四代目の建物が出来たというだけではなく、先代から営々と積み上げられてきた歴史の冠が目に見える形で姿を現したということです。家は建物でありますが、それはまた代々の人々の生活の積み重ねの結果であり、精神的遺産の総和であり、精進努力の汗と涙の結晶であります。ですから感動が式典を終わってじわじわと胸にせまって来るのです。 冠と申しましたが、それは頂点であると共に、次の山脈の尾根に続いていく基点です。次には上下左右の上昇下降のリスクが待っていると共に、より高く広い場所へと続くチャンスも待っているのです。この地域の福祉と引いては日本全体の福祉、そして日本人のよりよい生き方に貢献する使命を完遂するのが愛の泉の成すべきことであると思います。