愛の泉で働く人々 ~職員インタビュー~

愛泉乳児園で保育士をしている阿部智美さんを紹介します。今年4月に就職した新任さんです。前のお仕事のことも含めていろいろときいてみました。
阿部 智美
職種:保育士 職場:愛泉乳児園
Q1. 出身はどちらですか??
秋田県出身です。大学進学を機会に埼玉へきました。現在ひとり暮らしです。

Q2.愛泉乳児園で働こうと思ったきっかけは??.
大学生の時に児童相談所に実習に行きました。その実習を経験して、家庭で生活が出来ない子がいるということ、そういった子と生活をする仕事の分野があるということを知り興味を持ちました。それなので、愛泉乳児園に勤める前は、その実習先だった児童相談所の非常勤職員として働いていました。
でも、元々保育士として働きたい気持ちはありました。その児童相談所に勤めていた時に、入所児を愛泉乳児園まで迎えに行ったりしたことがありました。愛泉乳児園を選んだのは、その際、雰囲気が大変良かったことと家庭的な小規模保育に魅力を感じたからです。

Q3.実際に働いてみてどうですか?
私のグループでは子ども8人に対し非常勤さんも含めて、保育士と看護師の10数名で保育をしています。
4月から働き始めてもうすぐ2ヶ月が経とうとしていますが、最近やっと心に余裕が持てるようになってきたと思います。そのため、以前よりも周りが見えるようになってきたので、充実してきたように感じます。
最初に思っていたこととちがうところは、良くも悪くも施設の保育であることだと思います。子どもと接する時間が長く、担当制にすることでより子どもに身近な存在となって働けることを実感しています。あと、調理さんのごはんがとってもおいしいです!


Q4.仕事の大変さとやりがいは?
子ども中心の保育ができているか、常に考えています。他にやらなくてはならないこともある中で、なかなか大変です。仕事を終えたとき、今日も子どもを第一に考えられていただろうか、ということを1日を通して振り返り反省点を見つけ、どうすればよかったかを考えるようにしています。
そのような中、毎日子どもと関わりながら、子どもたちの成長が見られることはとても嬉しく思います。そこに自分はやりがいを感じています。
また児童相談所は親支援などの親との関わりが主になりますが、乳児園では子どもとの生活や子どもとの関わりが主になるので、そのようなところもやりがいになっていると思います。
友達とのおしゃべりやカラオケが息抜きやストレス発散になっています。


Q5.今後の目標は?
子どもの目線に立ち、保育をしていけるような保育者になりたいと思っています。
個人的には録画対応のテレビと自動車免許が欲しいですね。この前も、免許を持っていないので、羽生のイオンまで自転車で行ってきました。
今回2目は愛泉寮で働く男性職員相澤郁夫さんを紹介します。愛泉では2017年4月から一時保護所「愛泉いずみの家」を開所しました。相澤さんは愛泉いずみ家の管理運営を行っています。
相澤郁夫
職種:児童指導員   職場:愛泉寮
❖この仕事に就いたきっけを教えてください。
愛の泉に就職し、児童指導員として働き始めて今年で10年目となりました。私は中学3年生の時に引っ越しを経験し、その先の学校に児童養護施設で生活しているクラスメイトがいました。それまでは児童養護施設の存在自体知らず、親と離れて暮らす子どもがいることに驚いたのを記憶しています。当時は驚きで終わりましたが、その後虐待に関するニュースを見た時に当時の感情と繋がり、児童養護という分野に対して強く関心を抱くようになりました。

❖簡単ではないこの仕事を続けられるのはなぜですか?
実は、この仕事を辞めようと思った瞬間は数え切れない程ありました。子育ての大変さ、自分の至らなさ、勤務時間の長さなど自分の中で色々な理由をつけては「もう無理」と思う日々でした。しかしそれでも辞めなかったのは、「離婚をしたくてもできない親の気持ち」に似ているなとふと感じたことがありました。現在はそのような思いは無いですが、当時は「つらさから逃げるために子ども達を見捨てることへの罪悪感」との狭間で苦しんでいたのは事実です。今は子ども達が成長してゆく姿に心から喜びを感じますし、社会でより良く生きていけるように支援することにやりがいを持っています。また、勤務環境が改善されたことも理由の一つです。数年前まで、「結婚」というワードに子ども達は恐怖を感じていました。「結婚=退職」というパターンが繰り返され、私が就職した当時、既婚者はゼロでした。今では10人以上もいます。職員の結婚式に参加し、子ども達が心から祝福できることなど以前では考えられないことでした。

❖「一時保護事業」とはどんな事業ですか?
愛泉寮本園1階「愛泉いずみの家」という一時保護所を開設しました。様々な事情で保護を必要とする子ども達を一時的に預かり、安心できる環境を提供する事業です。保護理由は虐待関係が大きな割合を占めていますがその他に保護者の病気や障がい・拘留・死亡、また子ども自身が自他に危害を及ぼすことを懸念されてのケースもあります。県内の一時保護所は恒常的に満床で、児童保護率の軽減と小規模施設による丁寧なケアを目的として今回の事業が開始されました。

❖.その中でどんな仕事をしていますか??
安全で安心して生活できる環境の提供です。「温かい食事を食べる」「清潔で衛生的な暮らしをする」「学習機会がある」など私たちにとって当たり前なことも、保護される子ども達にとっては経験したことがないことも多いのです。また、保護されている間に子ども達の今後の方針が決められるわけですが、方針設定に必要な判断材料を保護中の子ども達の様子から情報を集めて児童相談所に提供するのも大きな役割のひとつです。

❖.これからどんな風に仕事をしていきたいですか?
決して良い環境とはいえない家庭で育った子ども達はいわゆる「難しい子ども」が多く、周囲からネガティブな言葉を浴びせられ続けた体験を繰り返し、傷ついています。いずみの家では2つの目標を掲げています。「‘信頼できる人がいる’‘家庭的な生活’を短期間で経験し実感できるように支援する」ことが重要だと考えています。県内初の事業であり責任も強く感じていますが、いずみの家での生活が子ども達にとって前向きに生きていくきっかけになるよう努めていきたいと思っています。

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